後悔しないバイク選び

■ 2021-11-29

福岡でバイクをお探しの方は是非とも当店にご相談下さい☆

 

今回は中古バイク整備についてお話しさせて頂こうと思います(^-^)

 

まず当店で大事にしている事は「低価格の中古バイク」をご提供する事よりも

 

「ご購入後の事も含めてリーズナブル(適正)な価格」でご提供する事をモットーに取組んでおります。

 

もちろん安全で気持ちよく乗れるバイクに仕上げる事が大前提です(*^^)v

 

そして、その「価格」を大きく左右するのが「中古バイク整備」です。

 

 

まずは低価格で中古バイクをご提供する為には2つのパターンがあります。

一つ目は「バイクを安く仕入れる」事です。

 

ひと昔前ならこの手段をとれたと思うのですが、ネットの普及により相場はほぼ均一となっている為に今の時代では難くなっています。

 

例え、お客様より買取ご依頼があったとしても、相場よりも安く買い取って安く売るという方法は両方のお客様にとって良いサービスとは言えないですね。

そう考えると、相場が均一でなかった頃は「掘出しもの」と言われる中古バイクがあったのも事実です。

 

ですが、相場が均一となった今ではバイクショップで「掘出しもの」に出会う確率は少ないのではないでしょうか。

 

 

二つ目のパターンは「整備の費用を安く抑える」です。

 

仕入れ相場が均一な今、ここにかける部品代や人件費などの費用をどれだけ削減するかが低価格なバイクをご提供する手段となります。

 

現状販売で安くバイクを販売するのは、「とにかく安いバイクが欲しい」「状態の判断や整備は自分でできる」というニーズの方にとっては良い販売方法だと思います☆
(現状販売=仕入れたままの状態で点検整備なしで販売する事)

 

ですが、ストラテジーが目指すのは「頼りになる街のバイク屋さん」☆

 

バイクの事が全く分からない方にでも安心して信頼してバイクをご購入して頂けるバイクショップである事です(*^^)v

 

そして、当店が考える「信頼」とは冒頭でも書いた様に

 

「安全で気持ちよく乗れるバイクをご提供する事はもちろん、ご購入後の事も含めてリーズナブル(適正)な価格でご提供する事」で得る事ができると考えております。

 

 

ここからは「ストラテジーの中古車バイク整備」の基準についてお話します☆

 

まずはストラテジーでは「法令2点検の項目+α」の点検作業からスタートです(*^^)v

 

エンジンオイルやエアクリーナー、タイヤ、ブレーキディスク、駆動系、ベアリングなどなど消耗品の状態をチェックしていきます。

 

次にエンジンオイル等油脂類の漏れがないか?

 

ウインカーやヘッドライトなど灯火類に不良はないか?

 

充電系統や電装系に問題がないか?等の点検も項目通りに進めて行きます。

 

なんと法令点検の項目は50項目近くあります☆

 

 

法令点検の項目の中でも重要なのがネジやボルトの緩み点検です。

 

単純な事なのですが、当店のモットーである「安全で気持ちよく乗れるバイク」に一番関わってくる項目です。

ボルト類は振動で少しずつ緩んできます。それに、個人間取引でご購入された車両には特に多いですが初めから緩んでいるケースも多くありますので大変危険です。

 

そして、もし万が一ネジのボルトの緩みが原因で事故になった場合でも「法令点検」を実施する事は使用者の義務になりますので責任はご自身で負う事になってしまいます。

 

「走行中にブレーキが効かなくなった!」「走行中にマフラーが外れた!」

 

等のトラブルが起きた場合には、ご自身の命もそうですが他の方を巻き込む可能性もあります。

 

個人間取引でご購入された場合に特に多いので十分に注意をしておきましょう☆

 

 

ちなみによく誤解されてがちなのですが「法令点検」は安全に走る為の点検整備を重要視しています。

 

「車検や法令点検を受けたばかりなのにエンジンが壊れてしまった…」というお話も時々あるのですがエンジンの分解整備は点検項目にはありません。

 

エンジンも含めてリフレッシュを考えられている方は「エンジンO/H」の手段になりますが、車種によっては「買い替えた方が…」と言う金額になります( ;∀;)

 

一台のバイクを永く乗られたいお客様も沢山いらっしゃるので、簡単にお買替をおすすめしたくはありませんが、エンジンの寿命が「買い替え時」と言うのは確かです。

 

ちなみにエンジンO/Hしてでも乗り続けたいくらい大事なバイクであれば、良いエンジンオイルを使用する事をおすすめします☆

オイルへのこだわりブログはこちらをクリック

 

 

そして、点検作業が終わったら交換部品の選定をしていきます。

 

この「交換部品の選定」が中古バイクの販売価格を大きく左右します。

 

例えば、スーパースポーツのタイヤ交換であれば通常だと工賃含めて6万円前後にはなります。

 

車検は合格するレベルで溝が余っていたとしても、ギリギリの残量であればご購入後すぐに交換となると痛い出費になると思います( ;∀;)

 

中古バイク整備の時点で交換しておけば、当店では工賃を含まない仕入値だけを販売価格に反映させてますので、後々もお客様にとっては一番良い結果になると考えてます。

この様に「ご購入後の事まで考えてリーズナブルな価格のバイク」をご提供できる様に、他の消耗品も同じ考えの基で交換するか否かを判断しております。

 

 

少し話は変わりますが、最近は個人売買やオークションでバイクをご購入された方から点検のご依頼を頂く事が増えました。

 

その中には「最近買ったばかりなのに動かなくなりました」と言ったケースが非常に多いです。

 

またか…と思います(T_T)

 

もちろん作業のご依頼を頂ける事は非常に有難いのです♪ですが、いざ点検をしてお見積もりをご提示するとかなり高額になる事がほとんどです。

 

「それだったら初めからきちんと整備されているバイクを買えば良かった…」と残念がられるお客様も沢山おられます。

 

その度に、それが原因でバイクに興味が無くなり乗らなくなられたら非常に残念です。

 

せめて、その様な事が少しでも減る事に繋がればという想いで、私たちがよく遭遇する

 

「安いバイクを購入されに後で高額な修理費用がかかるケース」をお話させてもらいます。

 

 

まずは「ガソリンタンクに錆が発生していないか?」です☆

 

タンクキャップを開けて目視するだけでなく、水はガソリンより重く下に溜まりますのでタンクの底に錆が発生します。

 

上記の写真では錆は無い様に見えますが、ライトを照らして底を確認すると錆びている事も多いので注意が必要です!

 

タンクの交換や錆取りとなると、5万~10万円以上します( ;∀;)

 

ここでもうひとつ注意点なのですが、上の写真くらいタンク内が錆びていても「エンジンが数カ月くらいはかかる」様にできるという事です。

 

タンク内の錆はキャブレターやインジェクションなどに流れ込んで、ガソリンの通路をふさいだ時にエンジンが不調になったりかからなくなったりします。

 

そこで、キャブレターを洗浄してガソリンタンクとキャブレター間のホースにフィルターを繋げば場合によっては数カ月は快調を保てます。

 

ですが、やがてまたキャブレターにフィルターを通り抜けた錆が詰まり不調になってくるのでキャブレターを洗浄する事に…

 

四気筒だと少なくとも2万円以上は掛かりますので、タンクの錆をどうにかしない限りは数カ月毎に2万の修理費用が掛かってしまいます。

 

本当に多いケースですので十分に確認してから購入を考えて下さい☆

 

 

それからバッテリーも含めた充電系統の装置です☆

 

これもまた「とりあえずは動く」様にはできますので注意して下さい。

 

バッテリーあがりくらいであれば最悪交換でも1万円程で済むと思うのは大きな間違いです!

 

ここから少し専門的な話になりますが、必要な注意点は後述しますので何となくで読み飛ばしてもらえればと思います。

 

まず、充電系統の装置には基本的に「発電→整流→蓄電」3つの装置から成り立っています。

 

発電を担っているのは「ステーターコイル」や「フライホイール」と言われるパーツです。

 

発電装置で発電された電流は交流なので直流に整流して12Vに変換する必要があります。

その整流の役割を担うのが「レギュレーター」と「レクチファイヤ」です。

 

レクチファイヤが整流してレギュレターが12Vくらいに電圧を安定させます。

 

そしてその整流された電流を蓄えるのが蓄電担当のバッテリー君です☆

 

 

バイクをご購入の際に気を付けるべき点はいたってシンプルです(*^^)v

 

「バッテリーの充電電圧は何ボルトありますか?」と確認をする事です。

 

正常な充電電圧は13.5V~15Vくらいです。

 

少しのズレは車種や年式によってありますが、13V以下や16V以上になると怪しいですね( 一一)

 

注意点は、バッテリーの電圧さえあれば「他の装置に不具合があっても、しばらくは普通に動くバイクもある」と言う事です。

 

まったく発電していなくても、しばらく走行していれば数時間でバッテリーはあがります。

 

発電不足や整流の不具合であれば数日は持つ可能性はありますが確実にいずれあがります。

 

ステーターやレギュレターは車種によってかなり差がありますが、両方を交換すると10万円近くにはなると思います( ;∀;)

 

 

それから「とりあえずは動く」以外の事でも注意するべき箇所があります。

 

エンジンには関係ないのですが、フロントフォークのインナーの錆も注意が必要です。

 

左右交換となるとこれもまた10万円以上の修理費用がかかります( ;∀;)

下の写真はフォークのオイル漏れが発生してます。

 

このインナーパイプ(オイルが付いている銀の部分」に酷い錆や傷があると交換が必要になります。

 

 

ちなみに上の写真はパイプに錆がないのでオイルシールの交換で対応できる状態です(*^^)v

 

どれくらいの錆や傷だと交換が必要なのかは一般の方には少し判断が難しいと思いますがここも高額修理になるので注意が必要です。

 

こう言った事例の合わせ技でお見積額が数十万…なんて事が残念ながら少なくはありません。

 

ですが、「ガソリンタンクとフロントフォークの錆」「バッテリー充電電圧」くらいを気を付けていれば数十万円に達する可能性は低くなると思います(*^^)v

 

フレームの曲がりやエンジンの異音等まだまだあるのですが、その辺りの判断は一般の方には難しい部分になりますのでここまでとさせて頂きますね。

 

「質」を中古車に求めるのであれば、ネットオークションや個人売買でなくバイクショップでお買い求めになる事をおすすめ致します(^-^)

 

 

Strategyは中古車の質にこだわりを持って仕入れや整備をしています。

 

そして最後に当店で販売したバイクで少しトラブルになったケースを少しお話させて下さいm(__)m

 

創業よりこの10年間で、おかげさまで数えきれないほどの中古車を販売させて頂きましたが、トラブルになったケースも数件あります。

 

「しっかりと点検整備をしていても故障する事が稀にある」というのも事実です。

 

そのほとんどは電気系のトラブルです。

 

簡単な事例で言うと「最近買ったんですけどヘッドライトが切れました」と言ったケースです。

 

電球切れやリレーの故障や接点の不良など考えられるのですが、電気系の部品は寿命を判断するのが難しいです。

 

充電系統の装置やECU等のコンピューター関連の部品も、同じ様に予兆もなく急に壊れてしまう事が多くあります。

 

 

もちろん、「中古車保証」もございますが基本的にはレッカー費用はご負担いただいておりますm(__)m

(間もなく福岡市内は修理や整備ご依頼での無料出張レッカーサービスを開始予定です)

 

ですので、遠方のお客様にはなかなか全てをご対応できないのが現実です。

本当に数少ないケースなのですが、「よりによってそんなに遠くのお客様で…」なんて事も悔しいのですがありました。

 

今後は全てのお客様に「自社で100%安心のご対応」ができるバイクショップになる事を目標に掲げて取組んでいきます!

 

それまでは通販時の故障修理に対応した保険商品もご提案できますのでお気軽にお問い合わせ下さい(^-^)

 

 

かなり長くなってしまいました!m(__)m

 

このブログが今からバイクを買おうと思っている方のお役に立ち、一人でも多くの方にバイクを長く乗って頂ける事に繋がれば幸いです。

そして、個人間取引でバイクを買う場合とバイクショップでバイクを購入する事の価値を比較して頂いて

 

ご自身にとっての価値が高いのは後者だと思われた場合にはバイクショップでご購入して頂けると嬉しいです☆

 

誠意をもって、一生懸命に修理や整備作業に取り組む事の価値はお客様になかなか伝わりにくいです。

今回のブログでその価値も一人でも多くの方に知って頂けるとこれもまた幸いです。

 

それではバイクが好きな全ての皆様のバイクライフがより楽しいものでありますように☆

 

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株式会社 You&moto

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バイクライフをより楽しくより安全に

 

【経営方針】

 

お客様のバイクが好きな理由の一つになる事を働きがいとして、安全で快適なバイクライフを過ごして頂ける商品とサービスを提供し、バイクが人々により愛される乗り物として普及するように貢献し続けます。この方針を基に企業活動を行い、社員の人生をあらゆる面で豊かにできる会社を目指します。